朝起きて行うべき重要なこと

私は朝の行動次第で、その日1日の活動に影響がでてしまいます。

朝あることをしてしまうと一日中生産性が落ちてしまうのです。そのあることをすると認知機能が悪くなり、普段はしないようなミスをしたり思い悩むことではないようなことで悩んでしまったり、能力を100%発揮されないということがわかっています。それは「今日は辛そうだな」とかマイナスのイメージを予測することです。

 

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ストレスで決断力が下がる

ペンシルベニア州立大学の行われた研究で、「ストレス」で頭が悪くなるということがわかっています。データによると決断力が下がり物事を決めることができなくなりだらだらと先延ばししてしまったり、集中力や注意力が下がりミスをしやすくなったり、記憶力も下がって覚えるべきことを覚えられなかったり、勉強の成果が上がらなくなってしまいます。さらに欲望に弱くなり、普段だと負けない誘惑に負けやすくなったり、ズルをしやすくなったりもします。

 

ストレスは予測だけでも悪影響

ストレスが良くないということ自体はみなさん良くわかると思いますが、ストレスへの予測でも同じような効果が起きるということもこの研究でわかっています。例えば、朝起きて「今日はストレスやばそうだな」とか「今日は辛そうだな」と予測しただけで認知機能は下がりストレスを実際受ける時と同じ効果が起きてしまうわけです。

人間はそもそも予測を立てて生きていく生き物で、予測を立てることでメンタルの状態を保とうとします。旅行の予定など楽しい未来の予測で気分がのってきて、実際にはまだ先のことでも楽しくなってくるものです。このような人間の予知能力が人間の認知機能に与える影響をこのペンシルベニア州立大学の研究は調べました。

ストレスフルな状態やストレスを感じることが実際に起きるかどうかは関係なく、ストレスを感じるようなことが起きそうだと予測しただけで、認知脳に悪影響が生じます。決断力や集中力が低下し欲望にも弱くなってしまい、1日を損しているということが起きてしまうのです。

 

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その日の楽しい予測を立てる

大事なのは今日の1日がどうなるのかという予測が重要なわけです。朝はポジティブな予想をしましょう。ストレスを感じそうな時であっても、それを乗り越えたらどんな良い気分になるかとか、乗り越えることによってメンタルが強くなりそうだというように考えるようにしてください。

私の場合でしたら、ちょっと仕事がしんどいなと感じそうな日は、今日の仕事を終わらせて帰って来たら欲しかったものを買っても良いとか、帰って来て食べられるように美味しいものを仕込んでおいたりと楽しみを用意しておいて、終わった後の楽しい予想を立てています。乗り越えることによって成長するという予想を立てたり、終わった先に楽しみを設けて楽しい予想を立てることで、朝のネガティブな予想を避けるようにしてください。

 

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1日の始まりに良い習慣や儀式を取り入れてみる

私が毎朝取り入れていることは、1日の始まりに良い習慣や儀式を取り入れるというものです。これが一番シンプルかつ、すべてを向上させてくれるものかもしれません。

毎朝の行動により、その後の1日がより生産的なものになります。最初は、1日の生産性を高めるために実験的に早起きをしてみました。しかし、一番大事なのは早起きをすることというより、毎日決まったことをすることだと気付いたのです。

儀式のように決まったことをすることで、決まったものが無い現実世界に決まった枠組みを作ります。僧侶がお経を繰り返し唱えるのは、今の時代には無用なことに思えるかもしれませんが、この儀式は実生活の枠組みを作るために間接的に使われているのでしょう。

私も、毎朝の日課を同じように取り組んでいます。健康的な食事をするのは栄養のためだけではありません。運動をするのは体型を維持したいからだけではありません。そうではなく、朝決まった行動をすることで、1日の枠組みが作られると思っているので、そうしようと努力しているのです。その枠組みが1日を通して仕事をきちんと終らせたり、些細なことで簡単に集中力を削がれたりしないような、習慣を作っているのです。