貯蓄に向いている人の性格とは?

お金を使いまくってしまう人とは?

私は、以前は外交的で散財してしまうタイプでした。貯金も全くできず、貧乏になればなるほど散財してしまっていました。周りの目が気になり、見栄っ張りな性格が影響していました。お金が全てではありませんが散財は危険です。散財はさらなる散財を呼んでしまうのでお金はなくなり始めたらあっという間に無くなってしまいます。

 

貧乏が貧乏を加速させる

散財とは持っているものが無くなることです。持っているものが無くなると人間の判断能力も失われていくことでより散財していくということがわかっています。いわゆる借金地獄も同様で、借金というものはすればするほど借金しやすくなります。よくお金を失うことを恐れず稼ぐことに注目するべきだ!という話も聞きますが、まずは借金や浪費を無くすことから考えるべきだといえます。トマ・ピケティさんも著書で書かれて話題になったように貧乏が貧乏を加速させるという考えは昔からあります。

 

貧乏になると浪費してしまう性格とは?

ある性格の人が貧乏になると無駄遣いをしやすくなり、もっとも破産の可能性が高くなるということがわかっています。見えっ張りで外交的なリア充は、貧乏になると破産しやすくなります。貧乏になればなるほど無駄遣いをしてしまうという現象が起きます。

お金を稼いでいる外交的な人は、みんなで食事に行ったら最近儲かっているからと気前よくおごることが多いです。普通ならばお金がなくなったらおごったりすることはなくなるはずです。当然節約を考えるはずです。ところが外交的な人(特に見栄っ張りで自分に自信のない人)は自分の今までのキャラを維持したいと、おごったりできなくなったら嫌われるのではないかと、不安を感じてしまいよりおごるようになってしまいます。無駄な浪費が増えて破産してしまうわけです。

結婚相手やパートナーを選ぶ時、金銭面に関してはこのあたりの性格も考慮したほうがいいかもしれません。

 

外交的で見栄っ張りな人のお金の使い方

ロンドン大学の研究で718名の男女を対象に全員の収入・貯金・借金などを調べた上で12ヶ月に渡ってお金の使い方を調査したものがあります。被験者の方々がどのようにお金を使ったかということを第三者がオンライン上で確認できるようにして、それをどう思うかを採点してもらいました。

採点の評価基準

お金の使い方の評価をランク1(堅実なお金の使い方)~ランク5(見栄っ張りで無駄な浪費)で区別しています。

例えば、

  • ランク1:安めの実用品の買い物・生活費など
  • ランク5:豪華な海外旅行・絵画やゴルフの会員権・豪華なパーティーなど

外交的で収入が低い人ほどなぜか「ランク5」での消費が多かったということです。

外交的で収入の高い人より外交的で収入が低い人のほうが見えっ張りな消費が多かったという結果です。つまり、外交的で見栄っ張りな人はお金があるときよりお金がないときのほうが無駄なお金の使い方をしてしまいます。

 

では内向的な人はどうなのか?

内向的で収入が低い人はランク5には決して手を出しませんでした。つまり、内向的な人はお金がなくなってくるときちんと節約してお金が出ていかないようにするので破産することはすくないです。

 

この傾向は収入にもよるのでは?

外交的な人、内向的な人のそれぞれの傾向というのはそもそも収入の大小にもよるのではないのかと考える人もいると思います。例えば、もともと貧乏な人は外交的であっても贅沢品を買ったりしないのではと。このあたりまでロンドン大学の研究では調べられています。外交的で収入が低い人ほど贅沢品に手を出し、内向的で収入が低い人は贅沢品には手を出さないという傾向は、収入や借金の差を調整しても同様の傾向が確認されました。

この傾向の理由としては、外交的な人と内向的な人とでは貧しさを埋め合わせるモチベーションが違うわけです。内向的な人は貧しさを埋め合わせるために節約をしたりつつましやかなものを楽しんだりひたすら何かを頑張ることでそれを自分の心の埋め合わせにしようとします。言葉のとおりですが、内向的な人は自分の内側に興味があるので見栄やどう見られているかということはあまり関係ないわけです。ところが外交的な人は自分の外側に興味があるわけです。ですから貧しさを見栄で埋め合わせるということをしがちになります。

お金がなくなった時の行動には色濃く性格が出てくるということは昔から言われています。みなさん気をつけてください。

 

内向型人間は外に刺激を求めない

内向型人間と外向型人間との違いの一つに、エネルギーを自分の内側に求めるか、外側に求めるかがあります。内向型人間は、疲れた時に外からの刺激を少なくしたいと考え、一人になってゆっくりしたいと思う傾向があります。家でゆっくりすることでエネルギーを蓄える内向型人間は、(もちろんゲームやDVD等に散財する人もいるでしょうが・・・私もその一人でしたし)外に出なくてもエネルギーを充電できますので、節約しようと思えば簡単に節約ができます。

一方で、外向型人間は外に刺激を求めるので、先の同僚のように、休日にアクティブに活動することでエネルギーを得ます。アクティブな趣味もそうですが、大人になったら人と会う=飲み屋に行くことが多いでしょうから、エネルギーを得るためのコストが結構かかります。

 

内向型人間はじっくり考えてから行動する

外向的な人は、人に影響を受けやすく、周りがやっているから自分もやろうと考えるタイプのようです。

また、外向型人間には野心家が多いので、「ゆっくりお金持ちになる」ことを避け、「一気にドカンとお金持ちになりたい」と考えて投機に走ってしまうかもしれません。一方、内向的な人はじっくり考えてから行動する気質があります。バフェットが「投資は三振のない野球」と例えているように、絶好球が来るまで辛抱強く待とうと考えるかもしれません。

 

まとめ

お金の使い方と性格の関係を理解しておいてほしい。外交的で見栄っ張りな人はお金があるときよりお金がないときのほうが無駄なお金の使い方をする。内向的な人はお金がなくなってくるときちんと節約してお金が出ていかないようにする。収入や借金の差を考慮しても同様の傾向がある。お金がなくなった時の行動には色濃く性格が出てくる。自分やパートナーの性格を知っておき事前に対策をしておいてほしい。