幸せな人に共通する特徴とは

皆さんはいつも幸せですか?

いつも幸せに過ごしている人っていますよね。一体どんな方法で幸せを手にしているのか気になりませんか。今回は、幸せな人に共通する特徴を紹介したいと思います。人生を楽しく過ごすためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

では、幸せな人の83%が持っているものとは何だと思いますか?

それは、趣味です。幸せな人の83%が趣味を持っていて、特徴的な趣味が多いということが分かっています。

 

幸せな人の特徴とは?

今回の内容で紹介するデータはイギリスのexodustravelsという旅行会社が幸福な人たちの特徴をチェックしたというものを元にしています。

2000人に対して様々な調査を行い、自分がとても幸せだと考えている人・そこそこ幸せだと考えている人・不幸だと考えている人の3つのパターンに分けて、何に違いがあるのかということを調べれば幸せな人の特徴が分かるのではないかと考えたものです。その結果幸せな人の特徴が出てきました。

 

幸せな人の83%が持っているもの

自分がとても幸せだと思っている人は、「情熱を持てる趣味」を持っていました。実際に習い事をすることで幸福度が高まるという研究もありますので、科学的には信憑性のある傾向だと考えられます。結局自分が幸せだと思っている人は、結構アクティブな趣味を持っていることが多かったということです。

ちなみに、自分のことを不幸だと思っている人は趣味を持っている確率は53%でしたので、やはり人に語れるような趣味を持っているかどうかということは人間の幸せに大きな影響を与えると言えると思います。

とても幸せだという人ととても不幸だという人を比べると趣味を持っている確率は3倍もの差があったということです。では、幸福な人がしている趣味はどんなものがあるのか。

  • サイクリング
  • スキー
  • ボート
  • 旅行
  • ハイキング
  • などなど

結構アクティブな趣味を持っている人が多いということがわかります。インドアな趣味に関しては、とても幸せだという人もそこそこに幸せだという人も、不幸だという人も全ての人が、読書や音楽鑑賞、楽器の演奏や歌を歌うというような趣味は持っていました。

そういう意味では、幸福度を決めるのはアクティブな趣味や激しいスポーツなどの趣味になるということかと考えられます。外に出て人に語れるような趣味を持ちましょう。

これはインドアで受動的な趣味が駄目だということを言ってるわけではなく、幸福な人ほど体を動かすのが苦ではなく、体を動かすことによってメンタルを安定させてもいるので、体を動かすということが人間の幸福とつながっているということです。

ちなみに、幸せな人がしていなくて、不幸な人がしている趣味はあるのでしょうか。一つだけありました。それはゲームです。これもゲームが悪いわけではないですが、気分が落ち込んだりメンタルがへこんでいる人は手近な趣味に飛びつきやすくなります。旅行や人と一緒にやらないといけないスポーツは段取りや準備も必要ですから、簡単にできて人との関わりが不要なものに手を出しがちになります。

 

幸せな人の3/4が新しい体験を探している

自分がとても幸せだと考えている人の3/4がいつも新しい体験を探しているということです。一方で、自分を不幸だと考えている人の40%がいつもと同じことをしていた方がいいと考えていました。

幸せな人はその75%が新しいものを探しているのに対して、不幸な人の40%は新しいことはせずいつもと変わらない事をしたいと考えています。新しいものに興味を持ち挑戦できるかどうかということが重要だということです。

心理学的にはコンフォートゾーン(自分が安心していられるゾーン)という考え方があり、このコンフォートゾーンを出ることができるかということがポイントになります。新しい体験やしたことがないことをするということは、このコンフォートゾーンを出ないといけません。

幸福な人の61%はこのコンフォートゾーンから積極的に出るということも分かっています。逆に不幸な人は25%の人しかこのコンフォートゾーンから出ることはありませんでした。知的好奇心の高さや何かを知りたいとか体験したいという欲求というものは幸せにつながるということです。

これからますます変化の激しい時代になりますので、好奇心を持って色々なことにチャレンジすることができる人の方がより幸せになるのではないでしょうか。

ちなみに、幸せな人とそうでない人では旅行の計画の立て方も違うようです。幸せな人ほど面白い文化とか美味しいご飯や歴史的な遺産というものを重視しますが、不幸な人は天気の良し悪しや移動距離の短さ、ホテルの綺麗さというネガティブなものがないかということをチェックする傾向が高かったそうです。新しいことを知ろうとする好奇心というものは心も体も健康に保つことに役立つのではないでしょうか。

 

幸せな人の考え方

幸せな人は、何度も同じことを思い出して、過去の失敗や恨み、怒りをいつまでも考え続ける思考(反芻思考)が少ないようです。この反芻思考が多い人は鬱や不安になりやすいということが以前から言われていますが、不幸な人は過去の失敗や他人への妬みについて幸せな人よりも平均で週に1時間29分以上も多く考えているということが分かっています。

旅行に行っても飛行機が遅れたりトラブルばかりに注目する人もいれば、トラブルはあっても旅行が終わる頃にはすっかり忘れて思いっきり楽しんでいる人もいます。このようにどこに注目するのかということが幸せと不幸の差になるということです。

人間関係にもポイントがあり、幸せな人たちは新たな関係の人や友達に連絡を取る回数が多いということが分かっています。幸せな人たちは平均で週に6人の友達と連絡を取り合いますが、不幸な人は平均で2人です。

さらに、幸せな人は英語で言うところのスピリチュアル傾向が高いということも分かっています。幸福な人が80%がスピリチュアル傾向があり不幸な人は58%でした。日本ではスピリチュアルというとちょっと怪しい感じもしますが、ここでは人生の意義や自分の生まれてきた意味という抽象的なテーマのことです。

 

規則正しい生活を習慣化する

生活の中で幸せだと感じる根本的な部分が生活習慣です。実は、栄養バランスがとれた食事を食べられる、十分な睡眠時間が確保できるなど、当たり前の生活習慣が崩れることで不幸を実感しやすくなってしまうのです。自分が不幸だと感じている人は、規則正しい生活習慣を心がけ実践することで、幸せな人生だと思わなくても不幸だとは感じなくなくなるでしょう。

 

目標や夢を見つけて行動してみる

目標や夢があると、それに向かって努力ができ、毎日を充実感で満たせますしかし、実現までに時間が必要なことや無理なことを目標にしてしまうと、達成できないことが不幸を感じる要因となります。そのため、「仕事を10分早く終わらせる」「土日は外出をする」といった簡単な目標から作り、徐々に大きな夢を見つけましょう。

 

嫌いな人との関係を絶って、気を許せる好きな人とだけ付き合う

嫌いな人といる時間が長いほど不幸だと感じやすくなるため、人間関係を整理することも幸せになるためには必要です。具体的には、嫌いな人や居心地が悪い人とは関係を絶ち、気を許せる人とだけ付き合うようにするのです。

 

これまでの習慣や考えを変えることは、簡単なようで難しいですよね。幸せになるコツを少しずつ実践していき、幸せになりたいという思いを実現させましょう。