年収が上がらない人の特徴

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なかなか収入が上がらないと考えている人はいませんか?

頑張っているのになぜ収入が上がらないのでしょうか。私は、今回御紹介する内容が、まさか収入と関係があるとは全く考えていませんでした。以前、会社員をやっていた時は、下記の状況が全て当てはまっていました。収入が上がらなかったのも当然です。実は、頑張っているのに収入が上がらない人の特徴が3つあります。それに当てはまっていると、どんなに頑張っても収入は上がりにくくなります。

では、収入が上がらない3つの理由を紹介します。

 

理由

1.協調性が高すぎる

協調性が高い子供は周りにチヤホヤされますし、先生からの評価も良くなりやすいので、僕たちは協調性が大事だと言われて育ちました。ところが、これにはネガティブな特性もあり、協調性が高くなればなるほど収入が落ちるということが研究により分かっています。

考えると当たり前のことで、みんなと合わせようとすると抜け駆けになるようなことはしませんし、みんなより抜きん出て成功しようという感覚も出なくなります。協調性の高さというものは、収入の面で考えるとデメリットになります。協調性が高くてももちろん良いですが、独自性も出すことが大事です。ちゃんと言いたいことは言えるようにしたり、プレゼン能力を鍛えるなどの後天的な訓練も必要です。

  協調性を意識的にオフにできる力を身につけないと、周りに引っ張られてしまい、いつまでたっても収入が上がらないという状況に陥ってしまいます。協調性が高い人ほど、自分を独立的な立場に置いて周りの影響を受けないようにしないと、いつまでたってもみんなと同じで収入が上がらないということが起こります。

 

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2.外向性が高く見栄っ張り

外向性が高いという特性に加えて、見栄っ張りという承認欲求の特性を持っている人です。最も破産しやすい性格というものが科学的に分かっていて、それは外向性が高い見栄っ張りです。

外向性が高い人はコミュニケーション能力が高いように見えますが、実際は、初対面の人に対するコミュニケーション能力や嫌われている人に対してのコミュニケーション能力が高いだけです。この外向性の高さに見栄っ張りが加わると危険です。

見栄っ張りな人は、周りから自分がすごいと思われていないと不安でしょうがなくなります。自分が認めてもらえているかということに常に不安を抱えてしまうわけです。

外向性の高い見栄っ張りな人は、多少の成功をした場合、自分がお金を持っているということを不特定多数の人たちにアピールしたがります。それにより、無駄にお金を使ってしまったり、お金を持っていると思われたくてお金を使うようになってしまいます。

収入が高い時はそれでもなんとか回るかもしれませんが、収入が落ちると自分自身の自信も落ちてしまいます。そうすると、その落ちた自信を取り返すように、もっとお金を使ってしまいます。突然破産してしまう人の特徴です。

 

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3.能力に自信がない

これは、収入が上がらない3つの理由のうち最も強烈で危険な特性になります。インポスターシンドロームとは、自分の能力を信じられない特性です。

例えば、仕事がとても順調に進んでいても、それは自分の能力ではなくただの偶然だと考えたり、自分は周りの人に過大評価されているので、いつかは自分に能力がないとばれるのではないかというような不安を抱えている人達です。

急に自分の能力に自信がなくなることがありませんか?評価されて一気に出世したり、一気に有名になった時に、こんな状況がずっと続くはずがないと不安になる状況が誰にでも起こります。

全体人口の70%の人たちが、インポスターシンドロームを人生のどこかで経験するということが分かっています。このインポスターシンドロームが、どのくらい仕事や収入に悪影響を及ぼすのかということを調べた研究があります。238人の大学の卒業生を対象に実験を行っていて、今の仕事に対する満足度や、仕事にどれくらいフレキシビリティがあるか、人生の成功を自分の中でどのように決めているか、自分の決めた仕事をどれくらい理解しているか、自分の思う職場での自分の評価などを調べました。

自分は職場で過大評価されているとか、仕事上のプレッシャーに耐えられない時があるというようなインポスターシンドロームの傾向を調べる質問を行ったということです。それと同時に、インポスターシンドロームの傾向がある人とそうでない人の収入や社会的地位の違いを調べました。

その結果、インポスターシンドロームの人ほど、自分の職業の未来についてとても悲観的で、長期的なプランを立てることもできなくなっていました。それにより収入が上がっていないわけです。

 

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その上に、現在の状況に満足できていない人が多くいました。もっと上に上がりたいというよりも、漠然とした不安を抱えていることで、現状に満足できていない状態です。そうすると目の前のことにも集中できません。さらに、給料が低く昇進もできにくい傾向もありました。

インポスターシンドロームの人は、自分の能力を信じていないので、周りに対して自分の能力をアピールしたりプレゼンすることができません。自分の仕事の中に、自分が役に立つことができるリソースや能力を持っていないと考えてしまうので、実際は、価値の高いリソースや活かせる能力があったとしても、それを安売りしてしまったり、結果的に損ばかりをするようになってしまいます。

自分の能力に自信がないと、自ら自分が損をする選択をしてしまうわけです。自分に自信を持とうとするのではなく、自分の能力を市場から見た時に客観的に正しく理解することができるかということが大事です。